香東川風土記 植田孝 讃岐写真作家の会叢書1
販売価格: 2,000円(税込)
商品詳細
1 本書の内容、特徴
人生四十路を過ぎたころである。今まで子育てに追われていたが、子供たちのメドもついて、もう、そろそろ自分のことも考えねばと思っていた。そんなときに、友人から一冊の写真集が届いた。その本は、写真家 安川満俊氏「讃岐のまつり」であった。県内各地の写真を四季ごとに撮影したものである。私の知っている祭りの概念とはかけ離れたものばかりである。また、感動がさめやらぬときに、安川氏が四国新聞社の文化教室で写真の講座を持っていることを知った。私は直ちに教室の申込みをした・・・(本文 59ページより)
子育てを終えて、人生を考える。だれもが通る道だと思います。
みなさまはいかがでしょうか。
著者の植田さんは、写真家ではなく、写真教室に通った一生徒でした。
先生である写真家の安川満俊氏に怒られながら撮影したという写真は、謙虚で、まじめで、まっすぐな印象がします。
四十路を過ぎた男性がカメラを構えて真剣にとらえた写真たちが整理されて並んでいます。
これほど正面からストレートに撮影した写真集もめずらしい。
香東川の風景は、どんどん変わっています。写真の中には現在ではもう撮れない写真もあります。伝統、文化、そういったものを正面から勇気をもって撮って残された文化的価値は非常に高いです。
いまではスマホでいつでもどこでも写真が取れます。そのため、整理や編集や添え書きをして当時の気持ちを残しておくといったことを忘れがちではないでしょうか。
そんなことを考えさせてくれる一冊になりそうです。
2 お勧めしたい人
香東川マニア(いるかな?)。
写真でもはじめてみよっかなー、という方々。
3 書籍の状態
中古です。古本です。
全体的に汚れ、シミ、スレ、ヤケ、ヨレあり。
4 発送方法など
ゆうパケット、レターパックプラス、ゆうパック、すべていけます。
ゆうパックは発送先によって料金が変わるので、注意してね。
5 さいごに一言
昭和のアナログ時代には、アルバムなどに小さな添え書きと一緒によく書き残したものです。
古き良き時代を思い起こしてくれる、価値ある1冊です。「香東川風土記」。通の本です。